スキンケアの基本

男の正しい洗顔方法|やりがちなNG習慣7つ

スキンケアの中でもっとも頻度が高く、もっとも肌にダメージを与えやすいのが「洗顔」です。正しくやれば肌が整いやすくなりますが、やり方を間違えると皮脂を取りすぎたり、肌のバリア機能を傷めたりします。

この記事では、洗顔の正しい手順を確認したうえで、多くの男性がやってしまいがちなNG習慣7つを解説します。思い当たるものがあれば、今日から見直してみてください。

  • 洗顔の正しい手順(湯温・泡立て・すすぎ・タオル)
  • やりがちなNG習慣7つとその理由
  • 「朝は水だけで十分か」という疑問への回答
  • 肌タイプ別の洗顔頻度の目安

洗顔の正しい手順

正しい洗顔は難しくありません。4つのポイントを押さえるだけです。

ステップ 内容 ポイント
1. 手を洗う 石鹸で手をきれいにする 汚れた手で洗顔すると雑菌が顔に移る
2. ぬるま湯で顔を濡らす 32〜34度程度のぬるま湯を使う 熱湯は皮脂を取りすぎるため避ける
3. 洗顔料を泡立てる 適量を手に取り、十分に泡立てる 泡がクッションになり肌への摩擦を防ぐ
4. 泡で洗う 泡を顔になじませ、やさしく動かす 指や手のひらで直接こすらない。30〜40秒程度
5. ぬるま湯ですすぐ 15〜20回を目安に十分すすぐ 生え際・鼻脇・あごは洗顔料が残りやすい
6. タオルで水気を取る 清潔なタオルで押さえるように拭く こすると肌を傷めるため「押さえる」が基本

洗顔全体にかかる時間は1〜2分程度です。丁寧にやる必要はありますが、時間をかけすぎると皮脂が取れすぎることがあります。洗いすぎに注意してください。

泡立ての重要性

洗顔料を泡立てずに使うのは、洗顔の中でもっとも避けたい行為のひとつです。泡立てが不十分だと、洗顔料そのものの刺激が直接肌に当たります。また、洗浄成分が十分に働かず、汚れを落とす効果も下がります。

泡立てのコツは、少量の水で洗顔料をまず濃いめに泡立て、その後に水を足してきめ細かい泡にすることです。洗顔ネットを使うと短時間で十分な泡が作れるため、慣れないうちは活用するとよいでしょう。泡は「もちもちと手に乗るくらい」が目安です。

やりがちなNG習慣7つ

以下の7つは、特に男性に多く見られる洗顔のNG習慣です。それぞれの理由を知ることで、自然と改善につながります。

NG1. ゴシゴシこすって洗う

肌表面の皮膚は非常に薄く、物理的な摩擦に弱い構造になっています。タオルや手で強くこすると、肌のバリア機能が低下しやすくなると言われています。バリア機能が落ちると、外部の刺激を受けやすくなり、乾燥や赤みが出やすい状態になることがあります。洗顔は「泡でなでる」感覚を意識してください。

NG2. 熱いお湯で洗う

40度以上の熱湯は、肌に必要な皮脂を必要以上に溶かしてしまうことがあります。皮脂は肌の水分を保つ働きを担っているため、洗い流しすぎると乾燥や皮脂の過剰分泌につながる場合があります。適温は32〜34度程度です。「少しぬるいかな」と感じるくらいが適切です。

NG3. ボディソープや石鹸を顔に使う

ボディソープは体用に設計されており、顔の肌よりも厚い体の肌向けに洗浄力が調整されています。顔に使うと皮脂が取りすぎになりやすく、乾燥・ニキビができやすい状態になることがあります。洗顔料は「顔専用」を用意することを強くおすすめします。

NG4. 1日3回以上洗顔する

洗顔のしすぎは皮脂を取りすぎる原因になります。皮脂が足りなくなると、肌はそれを補おうとして皮脂の分泌を増やします。その結果、洗ってもテカリが増えるという悪循環に陥ることがあります。洗顔は原則として朝・夜の1日2回が基本です。運動後や極端に汗をかいた場合は水やぬるま湯のみで流す程度にとどめましょう。

NG5. スクラブ洗顔を毎日使う

スクラブ入り洗顔料は、細かい粒子で古い角質を物理的に取り除くタイプです。週1〜2回を目安とした製品が多く、毎日使うと肌への摩擦・刺激が積み重なります。特に肌が敏感な時期(季節の変わり目、ニキビが出ているとき)は避けたほうが無難です。ニキビの炎症部位にスクラブをあてることは、悪化につながる可能性があります。

NG6. すすぎが足りない

洗顔料の成分が肌に残ると、刺激や肌荒れの原因になることがあります。生え際、鼻のわき、あごのラインは洗顔料が残りやすい部位です。すすぎは「もう十分かな」と思ってからさらに5〜6回追加するくらいの感覚でちょうどよいと言われています。目安は15〜20回程度です。

NG7. 洗顔後に共用タオルを使う

家族や同居人と共用のタオルは、使い回す中で雑菌が繁殖している可能性があります。洗顔後の清潔な肌に菌を移すことは、ニキビや肌荒れのリスクを高めることがあります。洗顔用には個人専用のタオルを用意し、清潔に保つことを心がけてください。使い捨てのコットンパフやペーパータオルを使う方法もあります。

重度のニキビや、肌荒れが長引いて改善しない場合は、洗顔だけでの対処には限界があります。皮膚科の受診を検討してください。

朝の洗顔は水だけで十分か

「朝は洗顔料を使わなくていい」という意見と、「朝も洗顔料を使うべき」という意見があります。どちらが正しいかは、肌タイプによって異なります。

肌タイプ 朝の洗顔の目安 理由
脂性肌(テカリが多い) 洗顔料を使う 就寝中も皮脂が分泌されるため、洗顔料でしっかり洗う必要がある
混合肌(Tゾーンのみテカる) 洗顔料を使う(Tゾーン重点的に) 皮脂が多い部位はすっきり洗う。乾燥する頬はさっと洗う程度でもよい
乾燥肌(つっぱり感がある) 水洗顔のみでもよい 就寝中の皮脂量が少なく、洗顔料を使うと乾燥を悪化させる可能性がある
敏感肌(赤みや刺激感がある) 低刺激の洗顔料を少量使うか、水洗顔 刺激を最小限に抑えることが優先。季節や肌状態で判断する

自分の肌タイプに確信が持てない場合は、まず朝も洗顔料を使い、1〜2週間後に肌の乾燥・テカリの変化を観察してみてください。乾燥が強くなったと感じたら水洗顔に切り替える、といった試行錯誤が有効です。

洗顔後のスキンケアをすぐ行う理由

洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態になっています。洗顔後に時間が経つほど肌の乾燥が進むため、化粧水は洗顔後1〜2分以内に塗布することが理想的だと言われています。洗面台に化粧水と乳液を置いておき、タオルで水気を取ったらすぐに保湿に移れる環境を整えておくと、習慣化しやすくなります。

スキンケア全体の流れについては メンズスキンケアの始め方完全ガイド をあわせてご覧ください。

洗顔料を選ぶときのチェックポイント

洗顔料は種類が多く迷いやすいため、以下のチェックリストを参考にしてください。

チェック項目 脂性肌 乾燥肌・敏感肌
洗浄成分の種類 石鹸系・界面活性剤系でもOK アミノ酸系がおすすめ。低刺激のものを選ぶ
香料・アルコール あっても使える場合が多い なるべくフリー処方のものが安心
泡の密度 密度が高くても問題ない きめ細かい泡のタイプが摩擦を減らしやすい
洗い上がりの目安 さっぱり・すっきり感があるもの しっとり感が残るもの

初めて選ぶ場合は「メンズ向け低刺激」と表記された製品から試すとハードルが低くなります。高価な製品が必ずしも肌に合うとは限らないため、500〜1,500円程度の価格帯で試してみて、合わなければ別のタイプに切り替えていく進め方が現実的です。

まとめ

洗顔は毎日行うスキンケアの基本中の基本です。正しい手順を身につけることで、肌への負担を最小限にしながら清潔な状態を保てます。

  • 湯温は32〜34度のぬるま湯。熱湯は皮脂を取りすぎる
  • 泡立てを十分に行い、泡で肌をなでるように洗う
  • すすぎは15〜20回を目安に、すすぎ残しに注意する
  • タオルはこすらず、やさしく押さえて水気を取る
  • NG7つ(ゴシゴシ・熱湯・ボディソープ・1日3回以上・毎日スクラブ・すすぎ不足・共用タオル)を避ける
  • 朝の洗顔料使用は肌タイプで判断する

洗顔の後に行う化粧水・乳液のケアについては メンズスキンケアの始め方完全ガイド|必要なものは3つだけ で詳しく解説しています。スキンケア全体の流れをあわせて確認してください。

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