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「化粧水はちゃんとつけているのに、夕方には頬がカサつく」「ベタつくのが嫌で乳液はいつも省略している」——そんな男性は少なくありません。実はそのケア、化粧水だけで終わってしまっている可能性があります。
結論からいうと、乾燥を防ぐカギは化粧水のあとに乳液・クリームで「フタ」をすることです。乳液には水分の蒸発を防ぐ油分が含まれており、これがないと化粧水で与えたうるおいもすぐに逃げてしまいます。
この記事では、乳液・クリームが必要な理由から選び方の基準、長年支持されている定番アイテムのおすすめ8選、正しい使い方までをまとめて解説します。スキンケアの始め方で迷っている人にも分かりやすい内容です。
乳液・クリームが必要な理由
「化粧水だけで十分」と感じている人も多いかもしれませんが、化粧水の主成分は水です。つけた直後はうるおいを感じても、時間がたてば水分は蒸発し、肌表面はすぐに乾いた状態に戻ってしまいます。乳液やクリームに含まれる油分は、この水分の蒸発を防ぐフタの役割を担っており、化粧水とセットで初めて保湿が完成します。
とくに男性の肌は皮脂の分泌量が多い一方で、水分を保つ力は弱いとされています。乾燥肌の仕組みでも触れているとおり、皮脂と乾燥が同時に起こる「インナードライ」は男性に多い肌悩みのひとつです。乳液を省略してしまうと、皮脂を落としてはまた乾燥するという悪循環を断ち切れないまま過ごすことになります。
さらに髭剃りは肌表面の角質を薄く削る行為でもあります。剃った直後の肌はバリア機能が乱れやすく、乾燥や刺激を受けやすい状態です。乳液やクリームでうるおいを補い肌を整えておくことは、髭剃り後のコンディションを守るうえでも欠かせないケアといえます。

選び方の3基準
数ある乳液・クリームの中から自分に合う一本を選ぶには、次の3つの基準で比較するのがおすすめです。値段やパッケージの印象だけで決めるよりも、失敗が少なくなります。
- 質感(さっぱり/しっとり):皮脂が多くテカリが気になる人は軽いさっぱりタイプ、乾燥が強い人はしっとりタイプが向いています。季節によって使い分けるのもおすすめです。
- 保湿成分:ヒアルロン酸やセラミドなど、うるおいを与える成分が入っているかを成分表示でチェックしましょう。保湿を重視した処方かどうかの目安になります。
- ベタつきにくさ:男性の多くはベタつきを苦手に感じる傾向があります。伸びが良く、なじんだあとにサラッとした肌触りになるタイプを選ぶと毎日続けやすくなります。
成分名だけで優劣を決める必要はありません。同じ保湿成分が書かれていても、製品全体の処方や使用感は異なるため、乾燥しやすい部位とベタつきやすい部位の両方で判断することが大切です。
店頭では、まず商品名の近くにある「乳液」「クリーム」「ジェル」といった種類を確認します。次に「さっぱり」「しっとり」などの表示を見て候補を絞り、最後に無香料やアルコールフリーなど、自分が避けたい条件を確認すると迷いにくくなります。
敏感肌向けやテスト済みという表示も、すべての人に刺激が起きないことを保証するものではありません。肌が荒れている時期は少量から試し、赤みやかゆみが出た場合は使用を中止してください。
タイプ別の違い
乳液・クリームには複数のタイプがあり、それぞれ得意な場面が異なります。自分の肌質や季節、ライフスタイルに合わせて選ぶと、無理なく続けやすくなります。

さっぱり乳液は朝やテカリが気になる人向け
さっぱり乳液は、油分の重さが苦手でも化粧水だけで終えたくない人に向いています。朝に日焼け止めを重ねるときや、額と鼻がテカりやすい人も取り入れやすい質感です。
ただし、「さっぱり」という表示だけで保湿が弱いとは限りません。顔全体へ薄く広げ、夕方に頬がつっぱるなら頬だけ重ねるなど、使用量で調整しましょう。
しっとり乳液は頬の乾燥が気になる人向け
しっとり乳液は、洗顔後のつっぱりや、空調による頬・口まわりの乾燥が気になる人に向いています。乳液としての広げやすさを保ちながら、軽いタイプより保湿感を求めたいときの候補です。
混合肌なら、額と鼻へは薄く、頬へは丁寧になじませます。顔全体が重いからと使用をやめる前に、テカりやすい部分の量だけを減らしてみてください。
クリームは乾燥部分の仕上げ向け
クリームは乳液より油分を感じやすく、乾燥しやすい季節や部分使いに向いています。頬、口まわり、目もとなど、乳液だけではつっぱる場所へ少量を重ねる使い方ができます。
顔全体へ厚く塗ると、皮脂が多い部分では重く感じることがあります。まず乳液で顔全体を整え、必要な部分だけクリームを使うと、2品の役割を分けやすくなります。
ジェルクリームは手軽さとの両立向け
ジェルクリームは、みずみずしく広げやすい質感と、保湿の仕上げを一つにまとめたい人に向いています。オールインワンタイプなら、化粧水や乳液の工程を減らせる製品もあります。
一方で、乾燥が強い人には1品だけでは物足りない場合があります。頬がつっぱる日は先に化粧水を使う、乾燥部分だけクリームを足すなど、製品名の「オールインワン」にこだわりすぎず調整しましょう。
迷ったときは、まず軽めの乳液から試し、乾燥が強い部分だけクリームを重ねるという組み合わせ方もおすすめです。手軽に1本で済ませたい人はオールインワンタイプのジェルクリームから検討してみるとよいでしょう。
肌質・季節に合わせた使い分け
乳液とクリームは、どちらか一方を一年中同じ量で使う必要はありません。顔の部位、朝と夜、季節によって量と質感を変えると、乾燥を防ぎながらベタつきも調整しやすくなります。
| 肌の傾向・場面 | 選び方 | 使い方の目安 |
|---|---|---|
| Tゾーンがテカりやすい | 軽い乳液・ジェルクリーム | 顔全体へ薄く広げ、額と鼻は控えめにする |
| 頬や口まわりが乾く | しっとり乳液・クリーム | 乾燥部分だけ少量を重ねる |
| 髭剃り後につっぱる | 刺激感の少ない乳液 | こすらず手のひらで押さえるようになじませる |
| 汗ばむ季節の朝 | ベタつきにくい軽い乳液 | 薄くなじませてから日焼け止めへ進む |
| 空調で乾く夜 | 乳液またはクリーム | 頬を中心に仕上げ、翌朝の状態で量を調整する |
混合肌なら、顔全体を同じ製品・同じ量で仕上げないことがポイントです。Tゾーンには乳液を薄く、頬には乳液を丁寧になじませ、それでも乾く部分だけクリームを足すと、複数の商品を無駄に重ねずに済みます。
朝は日焼け止めを重ねるため、油分が多いクリームを厚く塗ると重さを感じることがあります。夜は日焼け止めが不要なので、乾燥が気になる日だけクリームを追加するなど、役割で分けると判断が簡単です。
おすすめ8選の比較早見表
まずは8つのアイテムの特徴を一覧で確認してみましょう。価格帯はあくまで目安で、詳しい特徴は次の章で紹介しています。
| 商品名 | タイプ | 価格帯 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ニベアメン アクティブエイジバーム | 乳液・医薬部外品 | 1,000円台 | 年齢に応じたお手入れをしたい人 |
| 無印良品 敏感肌用乳液 | 乳液 | 1,000円前後 | 刺激に配慮したシリーズから選びたい人 |
| キュレル 潤浸保湿 乳液 | 乳液・医薬部外品 | 2,000円前後 | 乾燥性敏感肌を考えた乳液を選びたい人 |
| ウーノ クリームパーフェクション | ジェルクリーム | 1,000円前後 | 手早くオールインワンで済ませたい人 |
| 肌ラボ 極潤ヒアルロン乳液 | 乳液 | プチプラ | ヒアルロン酸に着目して保湿したい人 |
| ルシード 薬用パーフェクトスキンクリームEX | クリーム・医薬部外品 | 1,000円台 | 年齢に応じたお手入れを1品で済ませたい人 |
| ニベアクリーム | クリーム | プチプラ | 顔と体の乾燥部分に使いたい人 |
| ちふれ 乳液 | 乳液 | プチプラ | 基本の保湿を無理なく続けたい人 |
メンズ乳液・保湿クリームのおすすめ8選
ニベアメン アクティブエイジバーム
化粧水のあとに使う乳液タイプの医薬部外品で、肌にうるおいとハリを与えます。年齢に応じたうるおい・ハリを与えるお手入れ、つまりエイジングケアを意識したい人が比較しやすい製品です。一般的なクリームではなく乳液なので、表のタイプを確認して選びましょう。
- 乾燥が気になる季節にしっかり保湿したい人
- 年齢に応じたお手入れを取り入れたい人
- 乳液タイプで保湿したい人
無印良品 敏感肌用乳液
敏感肌用シリーズの乳液で、無香料・無着色・アルコールフリーなど刺激に配慮した設計です。さっぱり、しっとり、高保湿といったタイプから、季節や乾燥の程度に合わせて選べます。テスト済みでもすべての人に刺激やアレルギーが起きないわけではないため、少量から試しましょう。
- 肌が敏感でシンプルな処方のものを探している人
- 香りや色にこだわらず基本のケアをしたい人
- 質感を選びながら乳液を試してみたい人
キュレル 潤浸保湿 乳液
乾燥性敏感肌を考えたシリーズの医薬部外品で、セラミドの働きを補い、うるおいを与える考え方が特徴です。有効成分を配合し、肌荒れを防ぐ承認効能があります。敏感肌向けでも肌との相性には個人差があるため、異常があるときは使用を控えましょう。
- 季節の変わり目に肌がゆらぎやすい人
- セラミドの働きを補うケアを重視したい人
- 香り付きの製品が苦手な人
ウーノ クリームパーフェクション fA
化粧水、乳液、美容液、クリームなどの役割をまとめたオールインワンタイプです。ジェルベースのクリームで、ベタつきにくい使用感を求める人が選びやすい設計です。洗顔や髭剃りのあとに1品で済ませたい日の候補になります。
- スキンケアの手間をできるだけ減らしたい人
- 忙しい朝でも保湿だけは済ませたい人
- 手軽なオールインワンケアを試してみたい人
肌ラボ 極潤ヒアルロン乳液
「極潤」シリーズの乳液で、複数のヒアルロン酸をうるおい成分として配合しています。無香料・無着色・鉱物油フリー・アルコールフリーで、幅広い人が手に取りやすい設計です。化粧水と同じシリーズでそろえると、使用順や質感を把握しやすくなります。
- ヒアルロン酸に注目してコスパよく保湿したい人
- 化粧水と乳液をシリーズでそろえたい人
- シンプルな成分構成を好む人
ルシード 薬用パーフェクトスキンクリームEX
有効成分を配合した医薬部外品のオールインワンクリームです。肌にうるおいとハリを与えながら、年齢に応じたお手入れ、つまりエイジングケアを1品で続けたい人に向いています。承認効能を超えて肌悩みすべてに対応するわけではないため、目的を確認して選びましょう。
- 年齢に応じたお手入れを始めたい人
- 医薬部外品ならではの有効成分にこだわりたい人
- スキンケアの工程を1本にまとめたい人
ニベアクリーム
青い缶で知られる定番のクリームで、顔にも体にも使えます。肌にうるおいを与えて保護するため、頬、手、肘など乾燥が気になる部分へ使いやすい製品です。顔へ使うと重く感じる人もいるため、少量から調整しましょう。
- コストを抑えてたっぷり使いたい人
- 顔だけでなく体の乾燥もケアしたい人
- 手や肘など部分的な乾燥が気になる人
ちふれ 乳液
ちふれの乳液は複数の使用感から選べ、基本の保湿を続けたい人が比較しやすい定番です。化粧水のあとに使い、肌へうるおいを与えて乾燥を防ぎます。購入時は商品名だけでなく、さっぱり・しっとりなど容器に記載されたタイプを確認しましょう。
- 無香料でシンプルな乳液を探している人
- 価格を抑えて基本のケアを続けたい人
- 近所のドラッグストアで手軽に買いたい人
乳液選びで失敗しやすいポイント
おすすめ商品を見ても決めきれないときは、成分を細かく比べるより、使い方とのミスマッチを避ける方が失敗を減らせます。よくあるのは、乾燥の強さに合わない質感を選ぶことと、最初から多く塗りすぎることです。
- 「男性用」だけで決める:性別より、肌質、質感、香り、刺激への配慮を優先します。女性向けとして売られている乳液でも、目的が保湿なら選択肢に入ります。
- 高保湿を顔全体へ厚く塗る:乾燥する頬には合っても、額や鼻では重く感じることがあります。最初は薄く広げ、乾く部分だけ足します。
- 一度に複数の商品を変える:洗顔料、化粧水、乳液を同時に替えると、違和感が出たときに原因を判断しにくくなります。まず乳液だけを入れ替えて様子を見ます。
- 初日の感触だけで決める:塗った直後だけでなく、翌朝のつっぱりや日中のベタつきも確認し、量を調整してから相性を判断します。
香りや容器の使いやすさも、毎日続けるうえでは無視できません。ポンプ式なら量をそろえやすく、チューブやジャーなら乾燥部分への少量使いがしやすいなど、生活動線に合う容器を選ぶ考え方もあります。
ニキビや赤みがあるときは、保湿剤を増やせば解決するとは限りません。痛み、腫れ、強いかゆみが続く場合は使用を中止し、皮膚科へ相談してください。
最後まで清潔に使うための注意点
乳液やクリームは毎日肌へ触れるものなので、選び方だけでなく保管と取り方も大切です。洗顔後でも、容器へ触れる前に手を清潔にし、ポンプやチューブの口元へ中身が残ったらティッシュでやさしく拭き取ります。
ジャー容器は指を直接入れ続けず、付属のスパチュラがあれば活用します。スパチュラも使ったまま戻さず、きれいにして乾かしてから保管すると、クリームへ水分や汚れを持ち込みにくくなります。
- 浴室へ置きっぱなしにしない:高温多湿や温度変化を避け、製品に記載された方法で保管します。
- 別の製品と容器内で混ぜない:手のひらで重ねることはできても、容器の中で混ぜると品質を保ちにくくなります。
- 香りや色の変化を見逃さない:普段と明らかに違うと感じたら、無理に使い切らず使用を控えます。
- 開封時期を記録する:容器の底などへ開封した時期をメモし、製品の案内に沿って使います。
大容量は一見すると使いやすそうでも、顔だけに少量使う人には余ることがあります。毎日使う部位と量を考え、衛生的に使い切れるサイズを選ぶことも、価格だけでは見えにくい判断基準です。
家族で共有する場合も、容器へ直接触れる使い方を避けます。顔と体に同じクリームを使うなら、先に清潔な手へ取り、必要な部位へ順番になじませましょう。
乳液の正しい使い方
ムラなく使うには、量、順番、タイミングをそろえることが大切です。化粧水でうるおいを補い、肌になじんだら乳液を重ねましょう。
- 量:メーカーが示す使用量を基準にします。初めは少なめに広げ、頬や口まわりへ少しずつ足すと調整しやすくなります。
- 順番:洗顔→化粧水→乳液(→クリーム)の順が基本です。乾燥が強い日は乳液のあとにクリームを重ねると安心です。
- タイミング:化粧水が顔全体になじんだら、長く間を空けずに乳液へ進みます。髭剃り後はこすらず、手のひらで押さえるようになじませます。
朝は乳液までを習慣にし、日中の乾燥や外部刺激から肌を守る土台をつくりましょう。夜はさらにクリームを重ねて、寝ている間の乾燥に備えるとより安心です。
塗る順番は、面積の広い頬から始め、額、鼻、口まわりへ薄く広げると調整しやすくなります。手のひらで強くこすらず、指の腹で置いてからやさしく広げてください。
翌朝にベタつきが強ければ、まずTゾーンの量を減らします。頬だけが乾く場合は顔全体の量を増やさず、頬へ部分的に重ねると、油分を増やしすぎずに済みます。
よくある質問
Q. 乳液とクリーム、どちらを使えばいいですか?
肌質や季節によって使い分けます。皮脂が多くベタつきやすい人や汗ばむ季節は乳液、乾燥が強い人や空気が乾く季節はクリームが候補です。
どちらか一方で足りない場合は、乳液を顔全体へ使い、乾燥部分だけクリームを重ねます。顔全体へ両方を厚く塗る必要はありません。
Q. オールインワンではダメですか?
手軽さを重視するならオールインワンも選択肢のひとつです。ただし、化粧水でしっかり水分を補ってから乳液・クリームでフタをするステップに比べると、うるおいの土台をつくる工程が簡略化されます。ライフスタイルに合わせて、乳液派・オールインワン派のどちらが続けやすいかで選んでみてください。
Q. テカりやすい肌にも乳液は必要ですか?
テカリがあっても、洗顔後につっぱる、頬だけが乾くという人は保湿を省かない方がよいでしょう。皮脂量と角層の水分状態は同じではなく、テカリだけで乳液が不要とは判断できません。
まずはさっぱりタイプの軽い乳液を薄く使い、額と鼻は控えめにします。ニキビができやすい人は、ノンコメドジェニックテスト済みの表示も候補を絞る目安になります。
まとめ
化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームでフタをすることが保湿ケアの完成形です。質感・保湿成分・ベタつきにくさの3基準で選べば、自分に合った一本が見つけやすくなります。
まずは今回紹介した定番アイテムの中から、価格帯や使用感が近いものを試してみましょう。乾燥肌の仕組みを理解しておくと、季節や体調に合わせたケアの調整もしやすくなります。効果の感じ方には個人差があるため、気になる肌悩みが続く場合は皮膚科への相談も検討してください。