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「日焼け止めはベタベタするから嫌い」「塗ると顔が白浮きして不自然になる」——そんな理由で、日焼け止めを避けてきた男性は多いはずです。でもその印象、実はひと昔前のもの。今は塗った感覚を忘れるほど軽く、白くならない製品が主流になっています。
結論から言うと、初心者は「ジェルタイプ×石鹸で落とせるもの」を選ぶと、まず失敗しにくい組み合わせです。日常はSPF30前後の軽いタイプ、レジャーはSPF50+と使い分けるのが基本です。
この記事では、SPF・PAの見方、ベタつかない・白浮きしない選び方の3つの基準、そしてドラッグストアや無印良品で買える定番のおすすめ8選までをまとめて解説します。
結論を先に:シーン別のおすすめ
- 日常・通勤用の軽いタイプ → 1. ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス(花王)
- 屋外レジャー・炎天下 → 2. アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク(資生堂)
- 敏感肌でも使いたい → 5. キュレル 潤浸保湿 UVローション(花王)
※ 選び方の理由は本文で解説しています。
SPFとPAの意味とシーン別の目安
パッケージに書かれた「SPF50+・PA++++」。なんとなく数字が大きいほうが強そう、くらいの認識の人がほとんどではないでしょうか。まずはこの2つの意味だけ押さえましょう。
- SPF:肌が赤くなる日焼けの主な原因「UVB」を防ぐ指標です。数値が大きいほど、日焼けが始まるまでの時間を延ばせる目安になります。国内表示の上限は「50+」です。
- PA:肌の奥まで届く紫外線「UVA」を防ぐ指標です。「+」の数(最大4つ)で強さを表します。UVAは雲や窓ガラスも通り抜けて届きます。
UVAは肌のハリを支える組織にダメージを与え、いわゆる「光老化」の一因とされています。日焼けによるシミ・そばかすを防ぐには、SPFとPAの両方をシーンに合わせて選ぶことが大切です。

ここでのポイントは、数値は高ければ高いほど良いわけではないということ。通勤や買い物程度の外出なら、SPF30・PA+++前後で十分とされています。
高SPFの製品は使用感が重くなりがちで、毎日使うには負担に感じることも。平日は軽いタイプ、海やゴルフなど炎天下の日はSPF50+・PA++++のウォータープルーフ、と使い分けるのが大人の紫外線対策の基本です。
メンズ日焼け止めの選び方|3つのチェックポイント
店頭には似たようなボトルがずらりと並んでいますが、初心者が見るべきポイントは3つに絞れます。順番に確認していきましょう。
ポイント1 使用感のタイプで選ぶ
日焼け止めの使い心地は、テクスチャーのタイプでほぼ決まります。ベタつきが苦手な人は、まずみずみずしいジェル(エッセンス)タイプから試すのがおすすめです。

汗をかく屋外の日はミルクタイプ、外出先での塗り直しにはスティックやスプレー、と場面で使い分けると快適です。基本の1本はジェル、必要に応じて2本目を足すイメージで考えましょう。
なお、もともと皮脂によるテカリが気になる人は、皮脂対策をうたうさっぱり系のUVジェルが向いています。テカリそのものの原因と対策はテカリ・脂性肌の原因と正しいケアで詳しく解説しています。
ポイント2 白浮きしにくいものを選ぶ
白浮きの主な原因は、紫外線を反射して防ぐ「散乱剤」と呼ばれる成分です。最近は透明な仕上がりの製品が増えており、パッケージの「白くならない」「透明タイプ」といった表記が目印になります。
傾向として、ジェルタイプは総じて白浮きしにくい仕上がりのものが多めです。それでも心配な人は、顔に使う前に手の甲でなじみ具合を確かめると安心です。
紫外線カットの仕組みには、この散乱剤のほかに紫外線を吸収して熱に変える「紫外線吸収剤」もあります。吸収剤のみのタイプは透明な仕上がりになりやすい一方、成分によっては肌への刺激を感じやすい人もいるため、肌が敏感な人はパッケージの成分表記もあわせて確認しておくと安心です。
ポイント3 石鹸・洗顔料で落とせるかを確認する
意外と見落としがちなのが「落としやすさ」です。高耐水のウォータープルーフには、クレンジング(メイク落とし)が推奨される製品もあり、毎日使いには少しハードルが上がります。
普段使いには「石鹸で落とせる」「洗顔料でオフできる」と書かれたタイプが手軽です。日焼け止めが肌に残ると、ベタつきや肌荒れの原因になることもあるため、落としやすさは使用感と同じくらい大事な基準です。
おすすめ8選の比較早見表
ここからは、ドラッグストアや無印良品、通販で長く売られ続けている定番だけを8つ紹介します。まずは一覧で全体像をつかんでください。
| 商品名 | タイプ | 価格帯 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス | ジェル(エッセンス) | プチプラ | ベタつき嫌いの最初の1本に |
| アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク | ミルク | 2,000〜3,000円台 | 海・ゴルフなど炎天下の日に |
| スキンアクア スーパーモイスチャージェル | ジェル | プチプラ | コスパ重視・全身に使いたい人 |
| ニベアメン UVプロテクター | ミルク | 1,000円前後 | メンズブランドで揃えたい人 |
| キュレル 潤浸保湿 UVローション | ローション | 1,000円台 | 敏感肌・髭剃り負けしやすい人 |
| 無印良品 日焼け止めミルク | ミルク | プチプラ | シンプル処方・無香料が好みの人 |
| ウーノ UVパーフェクションジェル | ジェル | 1,000円前後 | スキンケアも1本で済ませたい人 |
| サンカット パーフェクトUVスプレー | スプレー | 1,000円前後 | 髪・頭皮や塗り直し用の2本目に |
※価格帯は目安です。販売店・容量・時期により変動します。
メンズ日焼け止めのおすすめ8選
ここからは1つずつ紹介します。使用感の好みには個人差があるため、まずは入手しやすいプチプラから試し、自分の肌に合うかを確かめるのが賢い進め方です。
1. ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス(花王)
「水のように軽い」を体感できるエッセンスタイプで、UVデビューの定番として知られる1本です。塗った瞬間すっと肌になじみ、ベタつきや白浮きのストレスを感じにくいのが持ち味。石鹸で落とせる手軽さもうれしいポイントです。
ドラッグストアはもちろんコンビニでも見かける入手性の高さは、毎日続けるうえで大きな強みです。迷ったらまずこれ、と言える基準点的な存在です。
手に取ると水のようにさらりと流れるテクスチャーで、肌にのせた瞬間にすっと広がります。日焼け止め特有の「重ねて塗っている感覚」がほとんどなく、化粧水の延長のような感覚で使えるのが特徴です。汗ばむ夏の朝の通勤前でも、ベタつきによるストレスを感じにくく、身支度に時間をかけたくない日でもサッと塗って出かけられます。
- 日焼け止め特有のベタつきがとにかく苦手な人
- まず失敗しにくい「最初の1本」を探している人
- 通勤から週末まで1本で済ませたい人
2. アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク(資生堂)
金色のボトルでおなじみ、汗・水に強いウォータープルーフの代表格です。海やプール、ゴルフ、フェスなど長時間の屋外レジャーの定番として知られています。スキンケア成分配合で、強力タイプにありがちなつっぱり感が少ないのも特徴です。
価格は今回の8選では高めですが、「ここぞという日」の頼れる1本。日常用のプチプラと使い分ける2本目としてもおすすめです。
テクスチャーはややとろみのあるミルクで、肌にのせるとしっかり密着する感覚があります。真夏のゴルフ場やビーチなど、長時間汗をかくシーンでも崩れにくいのが持ち味。塗りたては多少の重さを感じることもありますが、レジャー先で「塗り直す手間を減らしたい」というニーズにはしっかり応えてくれます。
- ゴルフ・釣り・フェスなど炎天下の予定がある人
- 汗をかいても落ちにくいタイプが欲しい人
- レジャー用に定番の1本を持っておきたい人
3. スキンアクア スーパーモイスチャージェル(ロート製薬)
プチプラ×大容量で、顔にも体にも気兼ねなく使えるジェルタイプの定番です。みずみずしいテクスチャーで伸びが良く、うるおいを与えながら紫外線を防ぎます。ポンプタイプも展開されており、洗面所や玄関に置いて「出かける前にサッとひと塗り」の習慣がつくりやすいのも魅力です。
量を気にせず使えるので、「日焼け止めはたっぷり塗るのが基本」を実践しやすい1本でもあります。
透明に近いジェルで、肌にのせると水がなじむようにすっと広がります。顔だけでなく腕や首すじにも同じボトルでケアできるので、洗面所に1本置いておけば家族で共用しやすいのも魅力。プッシュ式のポンプなら、片手で必要な量をサッと出せて忙しい朝でも使いやすい設計です。
- コスパ重視でたっぷり使いたい人
- 腕や首すじなど体までまとめてケアしたい人
- 家族と共用できる1本が欲しい人
4. ニベアメン UVプロテクター(ニベア花王)
スキンケアの定番ブランド「ニベア」のメンズラインから出ているUVミルクです。男性の肌を想定して作られており、ベタつきを抑えたさらっとした使用感が特徴。青いパッケージはドラッグストアのメンズコーナーで見つけやすい存在です。
コンパクトなチューブはカバンやデスクの引き出しに置いてもかさばらず、外出先での塗り直し用にも向いています。
さらっとした軽いミルクで、塗った直後からベタつきが少なく肌になじみます。デスクワーク中心の人でも、日中に化粧室で軽く塗り直しやすいコンパクトなチューブ入り。スキンケア寄りの穏やかな使用感なので、これまでUV対策の習慣がなかった男性でも取り入れやすいタイプです。
- 洗顔料などをメンズブランドで統一したい人
- 職場や外出先に置いておく1本が欲しい人
- シンプルなミルクタイプを試したい人
5. キュレル 潤浸保湿 UVローション(花王)
乾燥性敏感肌を考えたブランド「キュレル」のUVローションです(医薬部外品、SPF50・PA+++、60mL)。紫外線だけでなく、ちり・ほこりといった外部刺激から肌を守る発想で作られており、肌がゆらぎやすい人でも取り入れやすい1本。毎日の髭剃りで肌が敏感に傾きがちな男性とも相性の良いタイプです。
やさしい使い心地ながら日常の紫外線対策には十分な設計で、「強い日焼け止めはヒリつく」という人の受け皿になってくれます。
とろみのあるローションタイプで、肌にすっとなじみながらもつっぱる感覚が少ないのが特徴です。髭剃り後や空気が乾燥しやすい季節でも使いやすく、洗顔後の保湿ケアの延長として取り入れやすい使用感。刺激を抑えた設計のため、肌の調子が揺らぎやすい日の「様子見の1本」としても心強い存在です。
- 髭剃り負けしやすい・肌がヒリつきやすい人
- 敏感肌向けの低刺激設計から選びたい人
- 乾燥を防ぎながらUV対策をしたい人
6. 無印良品 日焼け止めミルク
シンプルな処方と手に取りやすい価格が特徴の、無印良品のUVミルクです。無香料で塗ったあとに香りが残らないため、香り付きの化粧品が苦手な男性でも使いやすいのがポイント。全国の店舗やネットストアで買い足しやすいのも続けやすさにつながります。
化粧水や乳液を無印でそろえている人なら、UVも同じ棚で完結できる手軽さが魅力です。
シンプルな乳液のようなテクスチャーで、伸びがよく塗りムラになりにくいのが特徴です。香りがついていないぶん、他のスキンケアアイテムの香りを邪魔しないのも地味にうれしいポイント。テスターを置いている店舗であれば、購入前に試してから選べるのも、はじめての1本として選びやすい理由です。
- 余計な香りのない日焼け止めを探している人
- シンプルな処方・パッケージが好みの人
- 店舗で実物を確かめてから買いたい人
7. ウーノ UVパーフェクションジェル(ファイントゥデイ)
メンズコスメの定番ブランド「ウーノ」による、多機能タイプのUVジェルです。紫外線を防ぎながら肌にうるおいを与える、オールインワン発想の1本。洗顔後にこれひとつでスキンケアとUV対策を同時に済ませられるので、朝に時間をかけたくない人にぴったりです。
みずみずしくベタつきにくい使用感で、スキンケア習慣がまだ根づいていない人の「入門用」としても優秀です。
みずみずしいジェルで、洗顔後にそのまま塗り広げても重さを感じにくいのが特徴です。化粧水や乳液を使う習慣がまだない人でも、これ1本を塗るだけで肌の乾燥を防ぎながら紫外線対策までできる手軽さがあります。忙しい平日の朝、スキンケアに時間をかけたくない人ほど恩恵を感じやすいタイプです。
- 朝のケアを1本で時短したい人
- 化粧水や乳液を使う習慣がまだない人
- ベタつきにくいメンズ向けジェルを探している人
8. サンカット パーフェクトUVスプレー(コーセーコスメポート)
手を汚さずシューッと吹きかけられる、スプレータイプの定番です。髪や頭皮、首の後ろ、背中など、塗るタイプではカバーしにくい部分に使えるのが大きな魅力。薄毛や頭皮の日差しが気になり始めた30代にも心強い存在です。
顔に使うときは、いったん手に取ってからなじませるとムラを防げます。メインの塗るタイプと組み合わせる「2本目」として持っておくと、紫外線対策の完成度が上がります。
缶をよく振ってから少し離れた位置でスプレーするだけで、手を汚さず広い範囲に塗布できるのが最大の特徴です。髪の生え際や頭皮、背中など塗るタイプでは手が届きにくい部分にも使いやすく、外出先でサッと塗り直したいときにも重宝します。屋外で使うときは風向きに注意し、顔にかける際はいったん手のひらに取ってからなじませると仕上がりが安定します。
- 髪や頭皮の日焼けも気になる人
- 自転車・バイク通勤など屋外の移動が多い人
- 外出先で手軽に塗り直したい人
効果を落とさない塗り方・塗り直しのコツ
どんなに良い日焼け止めも、塗り方しだいで働きは大きく変わります。押さえるべきポイントは次の5つだけです。
- 量をケチらない:顔ならパール粒2個分、目安として500円硬貨大が一つの基準です。少量だと表示どおりの効果は期待しにくいため、1回で塗り切ろうとせず2回に分けて重ねるとムラも防げます。首やデコルテまで使う場合は、人差し指1本分を目安に追加すると塗り残しを防ぎやすくなります。
- スキンケアの最後に塗る:洗顔のあと、化粧水・乳液などでうるおいを与えてから、仕上げに日焼け止めを塗るのが基本の順番です。日焼け止めを先に塗ると膜ができてしまい、あとに重ねるスキンケア成分がなじみにくくなることがあります。
- 焼けやすい部分を意識する:額・鼻筋・頬骨・耳・首の後ろは日差しを受けやすい場所。フェイスラインとあわせて塗り忘れに注意しましょう。
- 2〜3時間おきに塗り直す:汗や皮脂、マスクや服の摩擦で日焼け止めは少しずつ落ちます。昼休みなど、時間を決めて塗り直すのがコツです。
- その日のうちに落とす:塗りっぱなしはベタつきや肌荒れのもと。帰宅したら洗顔でしっかりオフし、化粧水で保湿まで済ませましょう。
日焼け止めが必要な理由と正しい落とし方
そもそもなぜ男性にも日焼け止めが必要なのか、タイプ別の正しい落とし方まで含めた基本は、男が日焼け止めを塗るべき理由と正しい落とし方で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
よくある質問
Q. 冬や曇りの日にも日焼け止めは必要ですか?
結論、一年中使うのがおすすめです。シミ・そばかすの一因とされるUVAは季節や天候の影響を受けにくく、雲や窓ガラスも通り抜けて届きます。冬や曇りの日はSPF30前後の軽いタイプで十分なので、歯磨きと同じ感覚で毎朝の習慣にしてしまいましょう。
Q. 髭剃り直後に塗っても大丈夫ですか?
剃った直後の肌は角質が削れてデリケートな状態です。まず化粧水と乳液で保湿し、肌が落ち着いてから敏感肌向けの低刺激タイプを塗るのが安心です。カミソリ負けで赤みやヒリつきが強いときは無理に塗らず、症状が続く場合は皮膚科の受診も選択肢に入れてください。
Q. 落とすのに専用のクレンジングは必要ですか?
「石鹸で落とせる」「洗顔料でオフできる」と書かれたタイプなら、いつもの洗顔で問題ありません。一方、高耐水のウォータープルーフにはクレンジング推奨の製品もあります。購入前にパッケージ裏の「落とし方」の表記を確認しておくと迷いません。
Q. 日焼け止めは外出の何分前に塗ればいいですか?
分数にこだわりすぎず、外出前に塗る習慣をつけることが大切です。朝の身支度の最後、着替えと合わせて塗るようにしておくと、塗り忘れも減らせます。
Q. 日中に塗り忘れに気づいた場合、途中から塗っても効果はありますか?
気づいた時点で塗れば、そこから先の紫外線対策としての効果は期待できます。ただし、汗や皮脂で肌が汚れたまま重ねるとムラや肌トラブルの原因になることもあるため、可能であれば汗を軽く拭き取ってから塗り直すと安心です。
まとめ|UV対策は「年齢に応じたお手入れ」の土台
最後に、メンズ日焼け止め選びのポイントをおさらいします。
- 日常はSPF30前後の軽いタイプ、レジャーはSPF50+・PA++++と使い分ける
- 初心者は「ジェルタイプ×石鹸で落とせるもの」からスタート
- 白浮きが心配なら「透明タイプ」表記とジェルを目印に
- 迷ったらビオレUVアクアリッチなど、入手しやすい定番から試す
紫外線は、乾燥やハリ不足といった肌悩みの大きな要因とされています。だからこそ毎日のUV対策は、エイジングケア(=年齢に応じたお手入れのこと)の土台になります。高い美容液を買う前に、まずは1本の日焼け止めから。明日の朝、洗顔と保湿のあとにひと塗りするだけで、10年後の肌への向き合い方が変わります。
30代からの肌との付き合い方を全体像から知りたい人は、30代エイジングケア入門もあわせてどうぞ。